2015.03.26 Thursday
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放射能リスクを考える講演会を各地で企画しています。面白くて笑える異色の楽しい勉強会です。当会HP→ http://k-rm.net/
2012.02.29 Wednesday
2012.02.26 Sunday
2012.02.21 Tuesday
レポート内容に驚かれた方、疑問を持たれた方、もっと詳しく知りたい方、
3月1日(木)に東京講演会の第二回が開催されます。
http://xn--f9j6c1a.jp/kouenkai9.html (講演者HP)
http://krmtokyo.jugem.jp/ (主催者HP)←今ご覧いただいているページです。
タイミングの合う方はぜひご参加ください!
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【自己紹介】
【暫定基準値】
●I-131(いわゆる放射性ヨウ素)
日本2000Bq/kg アメリカ170Bq/kg
●Ce-137(いわゆる放射性セシウム)
日本500Bq/kg アメリカ1200Bq/kg
なぜこのような違いがあるかというと、普段から摂っている食事の違い。ヨウ
素は和食(海藻など)に多く含まれ、セシウムと挙動が近いカリウムは肉中心
の食事に多く含まれる。これらが体内に多ければ、後からは入りにくい。それ
を考慮した上での数値設定。
と言う、考え方も議論されましたが、個人や地域差があるため、考慮されませんでした。実際は、汚染のシナリオの違いで、アメリカも日本も実効線量5mSvと同じ規制値から出た数値。
ただ、被曝の影響が食生活の違いにより差が出る事は間違いありません。
【リスクのトレードオフ】
安全とは、例えるなら速度制限のような定量的なもの。一方安心は、個人の感覚。
「リスク=冒険」を取ることで「ベネフィット=利益」を得る。速度超過をしても早く目的地に着きたい、のようなもの。
発ガンリスクで考えるなら、タバコやポテトチップスなども非常に高いが、ベネフィットを得るためにリスクを受け入れている。
では、放射性物質のリスクとはどのようなものなのか。そもそも、放射性物質とは何なのか。
【元々身近な放射性物質】
人体には必須元素としてカリウムという物質が含まれており、このうち常にある程度は放射性を帯びている。その数値、体重60kgの人で約4000Bq、筋肉質な人ならば10000Bqにもなる。
数Bq/kg程度が加わるのが問題だというなら、実はバナナ一本食べる方がよほど放射性物質は多い(約300Bq/kg)。
【自然放射線と人工放射線】
カリウムとセシウム等の核種の違いによって影響も違うと言われることもあるが、例えるならマッチとライターの違いのようなもの。火や熱に違いはない。→原発由来は人工放射性物質だから特別に危険、というのは成り立たない。
天然由来でも、大理石に含まれるラジウムは影響がある。
【セシウム(カリウム)の動き】
セシウムは、よく似ているカリウムと間違えて体が取り込み、筋肉などに使われる。
体内に入っても、10〜70日で全て排出される(放射性にせよそうでないにせよ、常に入れ替わり続けている)。
放射能によりガンを発症するには時間がかかる(キュリー婦人が日常的な圧倒的高線量の中で白血病になるまで、38年)。筋肉でガンが無いのは、入れ替わりが活発だから。
(ちなみにプルトニウムは体に吸収された場合、骨の表面に溜まり、入れ替わりにくく、白血病を誘発しやすいため危険と言われる。)
【放射性物質によるリスクとは】
放射性物質は、そのものが毒というわけではない(多量に摂取しすぎれば体に悪影響があるが、必須ミネラルも同じ)。
●放射性物質により、活性酸素が作られる。
↓
●活性酸素の活動によりDNAが破壊される。
↓
●破壊された部分の修復or自死(アポトーシス、切り捨て)に失敗すると、ガン化する。
放射性物質のリスクとは、ガンになる可能性があることのみ。
放射線による疾患は、心疾患、脳卒中、白内障があるが、 いずれも低線量下でのリスクは小さい。
ストレス・タバコ・ポテトチップス・ドライヤーのマイナスイオン機能・空気清浄器から出る活性酸素などによる発ガンリスクと変わらない。
そのつもりで、リスクとベネフィットをトレードオフさせていく視点が必要。
【AFTCのサイトより】
http://www.xn--f9j6c1a.jp/syokuhin.html
※百聞は一見にしかず。関心のある食品を見てみてください。
【自主測定の危うさ】
正しい機械で正しい測り方をしないと、正しいデータは得られない。
対象に近付け過ぎるというのは、火種の数を数えようとして火の中に突っ込むようなもの。余計なものを拾ってしまい、数値が高くなる。よく言われている「地面から1cmでいくら」というデータより、本来求めたい正確な数値を得るための距離が1mの高さとなる。
【中性子線は出ていない】
今回一番心配したのが、事故の際に中性子線が出たかもしれなかったこと。あらゆるものを透過してDNAを破壊する。自分も千葉県の放射線医学総合研究所で、3月19日に診てもらった。
間違いなく中性子線は広範囲には出ていないと言えそう。「もし出ていたら近くの松林は茶色になって枯れているだろう」とのことだった。
つまり、中性子線は出ていない=即発臨界は起きていない。
【ストロンチウムは計測には時間がかかる】
とある理由で、比較的に測定器の数は少なくなってしまった。
海に出る川魚はセシウムを取り入れれて蓄積する。ただし、海の魚はセシウムを取り込んでもすぐに排出される。肉部分を食べるのは問題ない。
ストロンチウムが計測できていないことから、まだ危険性があるので、福島近海で捕れたものの骨は食べない方がいい(サンマの煮物など)。→しかし二年経てば魚自体が入れ替わるので、問題なくなる。シラスはもう入れ替わっているので平気。貝は貝殻にいくので大丈夫。
数少ないデータを見ると巣とンチウムは非常に小さい値ばかりなので、食べても問題はないだろう。
気分の問題になりつつある。
【質問に答えて】
Q.なぜこのような情報は広まらないのか?
A.とある記者が言っていた。「まだ、安全という記事は書けない。売れないから。」「メディアは商売」なのである。正しい情報が広がらないのは、ここに要因がある。
Q. チェルノブイリでは二世三世への遺伝が言われており、心配。
A.影響は遺伝しない。絶対に心配要らないと保証する。
Q.危険情報に振り回されてしまっている方への対応策。
A.ある意味、疲れるまで待つしかないかもしれない。自分で気付いていく必要がある。この会のようにそのための機会は、たくさん作っていく。
【最後に】
日本人はリスクを自分の中に吸収しようとする。それが限界に達すると、村八分を作る。
放射能の危険性を定量的に考え、福島を村八分にしないでほしい。「福島のため」を想うなら、どうぞ今までと同じ人間扱いを。
以上です。
2012.02.18 Saturday
2012.02.13 Monday
2012.02.11 Saturday
2012.02.10 Friday
2012.02.10 Friday
会場は、茗台中学校と同じ建物です。(少し紛らわしいかもしれません)
丸の内線
茗荷谷駅より
1番出口→春日通りに出ます。向かいにりそな銀行があります→右(後楽園方面)にまっすぐ進みます。→小石川4丁目のバス停を通り過ぎ、交番があります。→茗台中学校に到着。
JR山手線・JR湘南新宿ライン・西武池袋線・東武東上線・有楽町線・副都心線・丸の内線
池袋駅より
都営バス(都02乙)池袋駅東口〜文京区役所行き バス停「小石川4丁目」で下車 →春日通り(バス通り)を横断して交番前→茗台中学校到着
JR山手線
大塚駅より
都営バス(都02)大塚駅〜錦糸町駅行き バス停「小石川4丁目」で下車 →春日通り(バス通り)を横断して交番を通り過ぎて茗台中学校到着
会場は、茗台中学校と同じ建物の7階、学習室Aです。
2012.02.10 Friday
2012.02.05 Sunday